使い捨てプラスチック製品

これまでは廃棄されたプラスチックはアジア諸国に輸出されることが一般的でした。しかし2017年に中国が輸入禁止に乗り出して以降、東南アジア諸国も次々と輸入禁止に踏み切り始め、今後は運用レベルから法令レベルに移行すると見られています。輸出業者にとっては突然出口を塞がれた格好となり、窮地に陥ったわけですが、この現象の背景には何があるのでしょうか。

実はアジア諸国の輸入禁止措置は、環境保護を目的としています。中国はこれまで積極的に海外のゴミを受け入れてきたのですが、プラスチックを始めとするゴミは環境への悪影響が大きく、中国でも環境汚染を心配する声が高まるにつれて、規制せざるを得なくなったのです。しばらくは代替国として東南アジアが輸入を担っていたのですが、プラスチックの有害性が途上国でも認知され始め、今後はどの国も輸入しなくなるだろうというわけです。プラスチックは一般的な処理工場の能力を超えてしまうものが多く、最終的には海に流れ出てしまいます。特にマイクロプラスチックは危険で、魚類が口にしてしまう可能性があるのです。その魚を人間が食べるわけですから、何故廃棄プラスチックが危険と考えられているのかが分かるでしょう。

廃棄ゴミの中にはプラスチック派生品として扱いの難しいものもたくさんあります。例えば、タイやインドでは捨てられたビニール袋が洪水を惹き起こし、社会問題となっています。ストローでさえ危ないことから、最近では日本の外食産業もプラスチックストローを採用しないところが増えています。フィリピンでもレジ袋の利用を条例で禁止する都市が増えており、インドやインドネシアも後を追っています。

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